会社で車両購入の場合に自動車ローン返済・借入期間はどれくらい?
これか会社設立して起業をしたいが、
事業で営業車などを法人で購入する必要がある。
このような場合に車両はどう購入するとベストか、
お悩みの起業家の方も多いと思います。
そこで今回は起業時に会社で車両購入する場合に
【現金一括 又は 自動車ローン】のどちらがよいか?また自動車ローンの場合には、返済・借入の期間は
どれ位がよいのかについてまとめてみました。
現金購入と自動車ローンで購入の比較
現金購入と自動車ローンで購入のいずれも
自社で購入するわけですから、自社に所有権があり、
リースと異なり細かい制限がなく自由に車を扱え
経費化するスピードは、法律で決められているため
4年や6年(中古車は更に短い)で減価償却を行う
複数年で案分して経費化という基本的なところは
税法上は同じような扱いです。
大きく異なるのは、当然ですが金利部分です。
自動車ローンは4%から6%の利息が出てきます。
この利息分、現金購入が有利にも思えますが、
会社を経営しているとお金はとても重要です。
自己資金1,000万円で起業して、
年4%の金利を払っても年間で40万円。
960万は事業に運転資金で投下出来るわけですから
売上がしっかりと見込めるような場合には、
960万円を事業投下して4%以上の利益を上げて ドンドン稼ぐという発想が重要です。こちらの事業投下と金利の両方を天秤にかけて、
自社にとってどちらがよいのか見えてきます。
自動車ローンや借入期間はどれ位がよいか?
赤字の場合でも会社はつぶれませんが、
お金がなくなれば会社は倒産します。
そこで、自己資金1,000万円に
自動車500万をローンで組むと1,500万の資産を
動かせるため事業の成長速度は上がります。
一方で自動車ローンや借入は毎月必ず
返済をしなければなりませんから、
この返済期間をどれ位に定めるかですが、
出来る限り長い期間をお勧めします。 (一般的には5年ほどが多いようです)長期間借りると金利が多くなるようになりますが
金利で会社がつぶれることは少ないため、
自動車ローンや借入で車輌購入する場合には、
手元にできる限り長い期間お金が残り、
事業投下できる状態が続くことをお勧めます。
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執筆者・文責 税理士水野智史
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