会社設立時の販売計画など事業計画の重要性K19
会社設立し実際に起業するとなると、やはり不安はつきものです。
この不安を拭い去るためには、計画を立てて、着実に実行していくことがとても有効です。
そこで今回は、会社設立し実際に起業した際の事業計画のうち、重要な販売計画・仕入計画・経費計画についてまとめてみました。
会社設立・起業後に最重要である販売計画とは
企業は世の中の役に立つことで、売上獲得します。
企業が生き残こるためには、売上がもっとも重要です。
この売上の見通しをたてたものが、≪販売計画≫となります。
このように販売計画はとても重要ですので、
会社設立が決まったら、まず販売計画を立てましょう。
事業を行う上での前提条件・5W1Hを綿密に検討することが必要です。
① WHO・・・・ 従業員の有無や人数の決定
② WHOM・・・顧客ターゲットを明確に
③ WHAT・・・ 取扱商品、サービスの決定
④ HOW・・・・ 販売方法の選択 店舗を持つのか、
インターネットを活用するのか等
⑤ WHERE・・事業を行う場所の決定
⑥ WHEN・・・営業時間の決定
前提条件が決まれば、売上予測も立てやすくなります。
その際、実際の顧客の購買行動は、
不確定であることを考慮するとともに、
事業主の自己商品への過大評価にも注意しましょう。
売上予測は業種により算定方法が異なります。
① 店舗売り割合の大きい販売業(スーパーなど)
・・・1㎡あたりの売上高×売場面積
② 飲食業、理・美容業などのサービス業
・・・客単価×席数×回転率
③ 労働集約型の業種
(人手に頼る業務の割合が大きい業種、自動車販売業・化粧品販売業・ビル清掃)
・・・従業員1人あたりの売上高×従業員数
④ 資本集約型の業種
(設備が直接売上に結び付く機械化の進んだ業種、部品加工業・印刷業・運送業等)
・・・設備の生産能力×設備数
※㎡あたりの売上高や従業員1人あたりの売上高などは中小企業庁や国民生活金融公庫が統計を公表していますので、ご参考にされるとよいかもしれません。
事業計画を立てる上での仕入計画とは何か
【利は元にあり】と、松下幸之助さんがおっしゃっているように、
仕入は事業の根幹をなすとても重要な要素です。
そのため販売計画が決まったら、次は仕入計画を策定しましょう。
<仕入先の選定>
・・・必要な時期に適正な数量を安価で安定的に供給してくれる仕入先を決めます。
扱う商品によっては、供給の安定性やセンスの良さに重点を置きましょう。
<仕入れの条件>
・・・現金払いか掛け払いか、手形の支払サイトなどの条件を決定します。
事業経営上では、出(経費)を制する経費計画が重要
売上から仕入を差し引いた粗利を幾ら確保できていたとしても、経費が多ければ事業は赤字となり、会社にお金がなくなってしまいます。
そのため事業を経営する上で、出を制することが重要になり、≪経費計画≫が必要になってきます。
一般的には、仕入れ計画の次は経費計画を立てる方が多いです。
経費は次の2種類に分けて予測します。
【 固定費 】
・・・売上高の変動に関係なく、毎月一定額発生する費用。家賃や人件費など。
【 変動費 】
・・・売上高にともない発生額が毎月異なる費用。 仕入れや外注費、販売諸経費など。
販売計画に経費計画を組み合わせて利益の見通しをします。
それにより、事業主の生活維持や借金の返済ができれば、とりあえずOKです。
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会社設立をし、起業をする際には事業計画が重要になります。
その理由は経営をしていく上で重要であることと、創業融資などでも金融機関が自社を評価する際に活用されるというためです。
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最終更新日:平成28年4月27日