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経営理念(ビジョン)など会社理念や企業理念を作りたい方へ

KK3 経営理念を作りたいとは思うのですが、やはり会社として経営理念(ビジョン)は、ないといけないものでしょうか?

このようなご質問を頂きました。



経営理念(ビジョン)を作るのは、大事ですが考えすぎは禁物です。


経営理念は確かに大事です。

しかし、そう簡単には作れるものではなく、経営理念を作ることは、とても大変なことです。


なぜなら、会社の今後の数年又は数十年先の中心となるものを、1日や2日で作れるはずがないのです。


お客様と向き合って、頂いた感謝の言葉やお叱りの言葉など、会社としての色々な経験を通じて、

今後どのようなお客様に、どのような商品又はサービスで

お役に立つ会社を目指すかという方向性(ビジョン)が決まるものです。


一方で、株主が他にいて株主総会がある会社様や、投資会社が入っている会社様を除いて
社長様=株主で従業員さんが50人以下の会社様であれば
意外と起業時の精神がそのままビジョンになるケースも多いです。

お勤めからなぜ、会社を立ち上げたのか。
自分の仕事上、絶対譲れないポリシーが何かを考えると初期の段階ではビジョンが定めやすいように思います、

ビジョンだけで数枚のページにわたるようなものを作ってしまうと、自分の考えが中心になった計画になってしまい あまり良い計画とはなりません。

一度、これだけは譲れないものを短い言葉で箇条書きにしてみて、実務の中であっているものは残し、間違っているものは躊躇なく消す作業を繰り返し、月日をかけて決めていくことも可能なのです。



会社理念や企業理念など経営理念を作るのは社歴何年頃が多い?


会社理念や企業理念など本格的に経営理念を作られる会社は、

社歴として10年目かの会社が多いように思います。


やはり、実際のお客様の声に勝るものはなく、このお客様の声を踏まえて、

本物の経営理念(ビジョン)が出来上がっていくので、

これだけ長い年月を要するのではないでしょうか。

ご自身と社員様の会社なのですから、素敵な言葉ではなくても良いですし、違ったら変えていけば良いのです。

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経営理念(ビジョン)がない、起業間もない会社はどうすべきか


起業間もないときは、お客様が少ない場合が一般的ですので、なかなか最初はお声を頂く機会も少なくなります。


そのため、具体的な経営理念(ビジョン)を作るのは社歴が長い会社に比べて難しくなります。

税務調査のサムネール画像

そのような場合には、「 人類に貢献する 」 など

漠然とした理念を掲げるのではなく、

商売の原理原則である

「 お客様のご要望を満たす会社になる。 」 

これだけでも良いと思います。


このような姿勢で取り組んでいる限り、お客様から愛される会社になりますし、

そのような会社は生き残ります。


そしてお客様から様々なお声を頂くことで、より具体的な経営理念(ビジョン)になっていきます。

・採用しようとする人材は、お客様のご要望を満たせるか

・売れないということは、お客様のご要望を満たせていない、何が改善点なのか

・お客様のご要望を満たせ、売価が最大化されたものは何か

これだけでも立派なビジョンなのです。

経営理念は、本やセミナーの中にはありません。

御社のお客様のありがとうの中に眠っているのです。現場主義で、よく自社を見るとその中に答えがあります。

経営理念(ビジョン)がなければ、会社が傾くのではなく
どんな経営理念(ビジョン)を持っていればお客様のご要望にもっと応えられるか
会社が変な方向へ行かないように初心忘るべからずのために持つ指針のようなものです。



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匠税理士事務所では、これまで数多くの会社様の経営理念作成や経営計画作成を支援してきました。

経営理念(ビジョン)や経営計画を作成にご興味のある方は、お気軽にご相談下さい。


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